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鳶職人とは?仕事内容や年収と土木作業の求人探しでチェックするべきポイント

2019.12.17
仕事について

この記事をご覧の皆さんの中には、鳶職人の仕事内容や、平均年収はどうなっていて、土木作業の求人探しで注意すべき点にはなにがあるのか、という疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。

建築土木の業界への鳶職人としての就職や転職、アルバイトを検討する上で、鳶職人とはどのような仕事をする職人なのか、平均年収の具体的な額はどれくらいか、求人を探すうえでの注意点には何があるか、などという点が気になる人もいることでしょう。

そこで、今回の記事では、鳶職人の仕事内容や、平均年収はどうなっていて、土木作業の求人探しで注意すべき点にはなにがあるのか、などについて説明していきます。

鳶職人とは何か?

「鳶職人」とは、建設現場の中でも比較的高い場所での作業が多く、足場作りや骨組みの取り付けを専門に行う職のことを言います。

建設現場において高所の場所で作業をすることが多く、一定以上の危険性を伴いますが建設現場での工事を円滑に行うためには、いなくてはならない存在であると言えるでしょう。

鳶職人の仕事内容とは何か?

鳶職人の仕事内容とは一体どのようなものなのか、建設現場の高所で作業をすると説明しましたが、詳しく説明すれば作業をする場所によって呼び方が変わるようで、具体的には以下のようになっているようです。

鉄骨鳶

「鉄骨鳶」とは、鉄骨造の建物において、鉄骨を取り扱う鳶職のことで、鉄の柱や梁などをクレーンで吊り上げるための準備を行う「地走り」、吊り上げた鉄骨を建築図面で決められたようにボルトで固定することによって取り付ける「取り付け」とに分かれます。

高所での鉄骨などの取り扱いに慣れていることから、高所への資材の搬入なども業務の一環として行うこともあるようです。

足場鳶

「足場鳶」とは、建築現場において、建築工事を行うために必要となる足場を組み立てる作業を行う鳶職の事です。

足場を組み立てる際には、単純に組み立てるだけではなく、後の建設工事がやり易いように工事の効率性をしっかりと考えて組み立てる必要があります。

重量鳶

「重量鳶」とは、大型機械などの重量物の搬入、設置、解体作業、などを専門とする鳶職のことです。

重量物といっても、工場機械や、医療機器、鉄道機械、など取り扱うものの幅も広く、場合によっては配管や電気工事などの専門的知識が必要になることもあります。

基本的に大別すると、鳶職は上記の3つの職種に分かれますが、その他にも上記3つの職種から派生した、速道路や橋などで作業をする「橋梁鳶」、一戸建ての住宅などを扱う「町場鳶」、送電工事を行う「送電鳶」、などの鳶職があるようです。

鳶職としての土木作業の求人探しでチェックするべきポイントとは何か?

ここまでの説明で鳶職とはどのような職か理解してもらえたと思いますが、ここからは、鳶職としての土木作業の求人探しでチェックするべきポイントにはどのようなポイントが
あるのか、について以下において説明していきます。

正社員採用なのか非正規採用なのかを確認すること

鳶職としての土木作業の求人探しでチェックする際に注意するべきポイントの1つ目としては、正社員採用なのか非正規採用なのかを確認すること、が挙げられます。

鳶職として、土木関連企業に就職するにしても雇用形態が正社員なのか、非正規社員なのかによって、基本給の額や福利厚生などの条件が異なってくることが予想されます。

なので、鳶職として土木関連企業に就職を検討する際には、上記の雇用体系はどうなっているのかについて確認する必要があります。

給与支払い方法を確認すること

鳶職としての土木作業の求人探しでチェックする際に注意するべきポイントの2つ目としては、給与支払い方法を確認すること、が挙げられます。

給与支払いの方法としては、固定月給制や、日給でかの2つの方法で給与の支払いが行われることが多いようで、どのような支払方法を採用しているかは各企業によって異なっています。

なので、鳶職として土木関連企業に就職を検討する際には、給与支払いの形態はどうなっているのかについても確認する必要があります。

労災が完備されているかを確認すること

鳶職としての土木作業の求人探しでチェックする際に注意するべきポイントの3つ目としては、労災が完備されているかを確認すること、が挙げられます。

鳶職として土木関連企業に就職し、現場で作業を行っているうえで、作業中の何らかの原因によって自分自身が怪我を負ってしまった場合、労災が完備されていれば会社からの補償を受けることができます。

しかし、労災がしっかりと完備されていない企業に就職して、現場での作業中に怪我を負ってしまった場合には、下手をすると会社からの補償を受けることができない可能性があります。

なので、鳶職として土木関連企業に就職を検討する際には、労災の完備はどうなっているのかについても確認する必要があります。

寮は完備されているのかを確認すること

鳶職としての土木作業の求人探しでチェックする際に注意するべきポイントの4つ目としては、寮は完備されているのかを確認すること、が挙げられます。

給料の支払いが良く、労災が完備されており、福利厚生などの諸条件が良かったとしても、自分自身が住んでいる場所から遠い場所にある企業であった場合には、就職するのが難しい場合もあることでしょう。

しかし、寮が完備されている場合には、住んでいる場所から遠い場所であっても、円滑に就業が行えるようになります。

鳶職の平均年収はどうなっているのか?

土木作業員全体の平均年収はどれくらいなのか、厚生労働省の発表している平成30年版の賃金構造基本統計調査によると、建築業界全体の平均年収は約349万円になっています。

鳶職の業務は建築業界の業務の中の一部であることから、この記事においては、上記の建築業界の平均年収349万円をベースにして鳶職の平均年収を考えていきます。

三共開発の土木作業員の待遇について

上記の段悪で、土木作業員の平均年収について説明しましたが、この段落においては実際の企業の求人情報において土木作業員の給与を含めた待遇はどうなっているのか、について紹介していきます。

例えば、「株式会社三共開発 大阪の矢田営業所」の求人情報では、実働8時間労働、週休が日曜日の1日のみで、日給 が10,000円以上、社会保険が完備されており、1日当たりドライバー手当が1,000円分支給されるようです。

また、「株式会社三共開発 埼玉の朝霞営業所」の求人情報では、実働8時間労働、週休が日曜日の1日のみで、日給 が10,000円以上で、社会保険が完備されており、1日当たりドライバー手当が1,000円分支給されます。

上記の数字を基に単純計算してみると、「大阪の矢田営業所」の場合、日給10,000円×6日×4週間=24万円になり、これを1年ベースで計算すると、年収が「288万円」になります。

また、「埼玉の朝霞営業所」の場合、日給10,000円×6日×4週間=24万円になり、これを1年ベースで計算すると、年収が「288万円」になります。

なお、ドライバー手当は現場まで車を運転した度に支給されるようで、例えば毎週6日間現場まで車を運転した場合、ドライバー手当は、6日×1000円×4週間=24000円になり、これを1年ベースで計算すると28万8000円になります。

あくまで単純計算ではありますが、年収に上記のドライバー手当を足して考えると、鳶職人の平均年収は349万円に近い数字になると思われます。

鳶職の仕事のやりがいについて

鳶職の仕事にはどのようなやりがいがあるのか、具体的には以下のようなやりがいがあります。

円滑な建築工事の土台を支える役割があること

鳶職の仕事のやりがいの1つ目としては、円滑な建築工事の土台を支える役割があること、が挙げられます。

上記で説明したように鳶職の仕事の内容は、鉄骨を設置したり、足場を組み立てたり、重量物の搬入、設置、解体などの建築工事が円滑に進められるようにするための仕事が多く、これらの作業のおかげで工事を円滑に進めることができるようになります。

このように鳶職は工事を円滑に進めるために重要な役割をこなしており、まさに工事の土台を支えているといっても過言ではありません。

仕事をこなしつつ体を鍛えることができること

鳶職の仕事のやりがいの2つ目としては、仕事をこなしつつ体を鍛えることができること、が挙げられます。

鳶職の仕事では一定以上の重量がある鉄骨を扱ったりするので、仕事をこなしつつ体を鍛えることも可能です。

室内でのデスクワークとは異なり、運動不足に悩まされることが無くなることも魅力の1つと言えるのではないでしょうか。

鳶職の仕事の将来性について

鳶職の仕事の将来性については、どのようなものがあるのか、以下において説明していきます。

建築工事などを円滑に行っていくためには鳶職の人が必要不可欠でありながら現状の鳶職人は、人員不足で特に次世代を担う若手の人材が不足して状態に陥っています。

しかし、住宅などの建築工事の案件はあるので、鳶職の人員が足りず、需要と供給のバランスが崩れていることから、今後鳶職の給与などの条件が上がる可能性が予想されます。

鳶職の将来性としては、条件改善などの面を考慮するとポジティブな側面が出てくると言えるのではないでしょうか。

まとめ

ここまで、鳶職人の仕事内容や、平均年収はどうなっていて、土木作業の求人探しで注意すべき点にはなにがあるのか、について説明してきましたがいかがでしたか。

土木建築の業界で鳶職の職を持ちたいと考えている場合には、仕事の内容や平均はどのくらいもらえるのか、将来性はあるのか、などの情報について事前に調査することはとても重要であると思われます。

そこで、この記事をご覧の皆さんは、今回の記事で説明した内容を参考にして鳶職人の仕事内容や、平均年収はどうなっていて、土木作業の求人探しで注意すべき点にはなにがあるのか、についての検討に役立ててみると良いのではないでしょうか。

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