土木作業員の年収の平均は?年齢別に徹底解説【2019年版】
この記事をご覧の皆さんの中には、土木作業員の年収の平均は具体的にどのくらいなのか、という疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
建築土木の業界への就職や転職を検討する上で、土木作業員の平均年収はどのくらいもらえるのか、という経済的な観点を考慮して検討をすることはとても重要な事であると思われます。
そこで、今回の記事では、土木作業員の年収の平均は具体的にどのくらいなのか、などについて説明していきます。
土木作業員の平均年収はどうなっているのか?
土木作業員全体の平均年収はどれくらいなのか、具体的な内容については以下において説明していきます。
建築業界全体の平均年収は、厚生労働省の発表している平成30年版の賃金構造基本統計調査によると、「349万円」になっているようです。
土木作業員の業務は建築業界の業務の中の一部のものであることから、この記事では「349万円」を基に土木作業員の平均年収を考えていきます。
また、賃金の対前年度の増加率でいえば、1.5%増加しているようで賃金構造基本統計調査に記載されている業種の中では、「運輸・郵便業」の2.1%増加についで2番目の増加率の高さになっています。
皆さんが土木作業員の平均年収を考える際には、上記の数字を参考にして平均年収を考えるようにするのが良いと思われます。
年齢別土木作業員の平均年収はどうなっているのか?
上記の段落における説明で土木作業員の平均年収について説明しましたが、ここからは、年齢別の平均年収について説明していきます。
上記の段落と同じく、厚生労働省の発表している平成30年版の賃金構造基本統計調査によると建築業界の年齢別平均年収は以下のようになっています。
年齢 平均年収額
~19歳 189万円
20~24歳 224万円
30~34歳 302万円
35~39歳 330万円
40~44歳 375万円
45~49歳 418万円
50~54歳 434万円
55~59歳 426万円
60~64歳 333万円
65~69歳 285万円
70歳~ 245万円
土木作業員の平均年収を考える際には上記の段落で説明したように、この建築業界の平均年収を参考にして考えていく点は同じです。
上記で挙げた表を見てみると、1番平均年収が高い年代が50~54歳の年代で、反対に一番低い年代が~19歳の年代になっていることが見て取れます。
また、上記の表からは、ある一定期間の勤続期間を維持して、着実に知識や実務経験を積んでいけば平均年収を上げることが可能であるという点が分かると思われます。
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/05.pdf)
企業規模別の平均年収の実態とは?
企業規模別の平均年収の実態は具体的にどうなっているのか、厚生労働省の発表している平成30年版の賃金構造基本統計調査によると、大手企業の平均年収が「387万円」、中企業が「321万円」、小企業が「292万円」となっています。
この資料の数字を基に土木関連企業の作業員の年収格差を考えてみると、企業規模が大きくなるにつれて平均年収も高くなっていくであろうことが予測されます。
もちろん上記の資料の数字は、他の業種も含めた平均数値であるので、特定規模の企業で実際に職を持って獲得した自身の年収と上記の数字とが一致しない可能性もありますが、企業規模別の土木作業員の平均年収の高低の傾向を考える上では有用であると思われます。
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/04.pdf)
都道府県別の平均年収の実態とは?
都道府県別の平均年収の実態はどうなっているのか、厚生労働省の発表している平成30年版の賃金構造基本統計調査によると、平均年収が一番高い都道府県が、1位が東京都の「380万円」、2位が神奈川県の「339万円」、3位が大阪府の「329万円」になっています。
上記の資料の数字を土木関連企業の作業員の平均年収を考える場合に適用すると、平均年収が高い県において就職する方が高い年収を獲得できる可能性があることが予測できることでしょう。
もちろん上記の資料の数字は、他の業種も含めた平均数値であるので、その場所で実際に職を持って獲得した自身の年収と上記の数字とが一致しない可能性もありますが、都道府県別の土木作業員の平均年収の高低の傾向を考える上では有用であると思われます。
企業の規模別のみでなく、どの都道府県で土木作業員としての職を持つべきか検討している人は上記で説明した点についても考慮してみると良いのではないでしょうか。
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/08.pdf)
まとめ
ここまで、土木作業員の年収の平均は具体的にどのくらいなのかについて、年代別、企業規模別、都道府県別、などの観点から説明してきましたがいかがでしたか。
土木建築の業界において就職、転職、アルバイトとして働こうと検討している人にとって、
業務内容はもちろんのことながら、平均年収はいくらぐらいもらえるのか、という経済的な事項についても考えることは重要であると思われます。
そこで、この記事をご覧の皆さんは、今回の記事で説明した内容を参考にして土木作業員の年収の平均は具体的にどのくらいなのか、についての検討に役立ててみると良いのではないでしょうか。