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【土木施工管理技士とは】土木業界の転職に有効な資格取得の方法をご紹介!

2020.01.19
仕事について

この記事をご覧の皆さんの中には、土木建築業界でよく聞く資格の1つである「土木施工管理技士とはどのような資格であるのか」という疑問を抱いている人もいると思います。

土木施工管理技士の資格を取得すると土木建築の業界で転職活動をする際に評価されやすくおすすめの資格の1つであると言えるでしょう。

そこで、今回の記事では土木施工管理技士とはどのような資格であるのかなどについて説明していきます。

土木施工管理技士とは?

土木施工管理技士とは、国土交通省により管轄されている施工工事の際に主任技術者や管理技術者のポジションに就くために要求される資格のことです。

土木施工管理技士は大別すると1級と2級に分かれており、具体的には以下のような特徴があります。

  • 1級(河川・道路・橋梁、湾・鉄道・上下水道などの土木工事で主任技術者や管理技術者に就くことが可能)
  • 2級(土木、鋼構造物塗装、薬液注入に別れ、それぞれの分野において河川、道路、橋梁、港湾、鉄道、上下水道などの土木工事で主任技術者に就くことが可能)

また、「主任技術者」と「管理技術者」の違いについてですが、主任技術者の業務内容は、施工計画の立案、材料などの品質管理を行い、工事施工に伴う安全管理を行うことにあります。

しかし、管理技術者は、上記の主任技術者の業務内容に加えて、下請け業者の管理なども含まれている点が異なります。

また、工事の規模によっても取り決めがあり、外注総額4,000万円以上の規模の大きい工事では、現場に「管理技術者」が必要で、それ以下の規模の工事の場合は、「主任技術者」を置かなければなりません。

主任技術者や管理技術者の資格は、現場監督以上の立場になるには必ず必要な資格といえるでしょう。

土木施工管理技士の業務内容

土木施工管理技士の業務内容はどのようなものなのか、具体的には以下のような業務内容になっています。

  • 適切な工程の管理
  • 工事の成果物の品質管理
  • 現場での安全性の確保

それぞれひとつずつ解説していきます。

適切な工程の管理

土木施工管理技士の業務の1つ目として適切な工程の管理が挙げられます。

土木工事では、あらかじめ設定されている工期内に工事を完了して建築物を引き渡す必要があるため、最初に設定した工期内に業務を完了するように計画を立て進捗を管理しなければなりません。

納期に遅れてしまうと会社の信用問題にかかわるので、現場の管理者である土木施工管理技士は工程を適切に管理する能力が求められます。

工事の成果物の品質管理

土木施工管理技士の業務の2つ目として工事の成果物の品質管理が挙げられます。

工事にはあらかじめ工期と使える予算額が決められており、その工期と予算額の範囲内で会社の利益を確保しつつ質の高い成果物をお客様に納品するかが土木施工管理技士にとって重要になります。

上記のような目的を達成するためにも土木施工管理技士は、現場で使用する材料に対する知見や人件費などについて詳細に把握しつつ、全体の計画を立案しなければなりません。

現場での安全性の確保

土木施工管理技士の業務の3つ目として現場での安全性の確保が挙げられます。

作業員の人たちが現場で安心して業務を行えるように環境を配備するのも現場での責任者でもある土木施工管理技士の業務の一環になります。

現場での安全性が確保できていないと大きな事故が発生する可能性が高くなり、作業員が円滑に業務を遂行できなくなり、予定の工期内で業務を完了させることができなくなってしまったりするので安全性の確保は重要になります。

受験資格について

土木施工管理技士の資格を取るためには受験資格をあらかじめ満たしておくことが必要になります。

1級に必要な受験資格については以下のようになっています。

学歴 実務経験 実務経験
指定学科卒業後 指定学科以外卒業後
大学卒
専門学校「高度専門士」
3年以上 4年6ヶ月以上
短期大学
高等専門学校
専門学校「専門士」
5年以上 7年6ヶ月以上
高等学校
中等教育学校
専門学校(「高度専門士」「専門士」を除く)
10年以上 11年6ヶ月以上
その他 15年以上 15年以上

2級に必要な受験資格は以下のようになっています。

学歴 実務経験 実務経験
指定学科卒業後 指定学科以外卒業後
大学卒
専門学校「高度専門士」
1年以上 1年6ヶ月以上
短期大学
高等専門学校
専門学校「専門士」
2年以上 3年以上
高等学校
中等教育学校
専門学校(「高度専門士」「専門士」を除く)
3年以上 4年6ヶ月以上
その他 8年以上 8年以上

取得したい受験資格をしっかり確認しておきましょう。

土木施工管理技士の資格を取る方法は?

土木施工管理技士の資格を取るためにはどのようにすればいいのか、具体的な方法には以下のようなものがあります。

  • 1.独学での試験勉強(Amazonなどで専門書を購入して勉強する)
  • 2.通信講座を利用しての学習(ユーキャンなどの通信講座を利用して勉強する)
  • 3.講習会を利用しての学習(全国各地にある建設業の団体での講習会を受講して勉強する)

独学で試験勉強すると費用を安く済ませることができますが、勉強が苦手な人や一人では集中できない人は、通信講座・講習会を利用することをおすすめします。

まとめ

ここまで、土木施工管理技士とはどのような資格であるのかなどについて説明してきましたがいかがでしたか。

土木建築の業界で転職活動をするに際して、あらかじめ有力な資格を取って自身の人材としての価値を訴求する方法は合理的な方法であると言えるでしょう。

そこで、この記事をご覧の皆さんは、今回の記事で説明した内容を参考にして木施工管理技士とはどのような資格であるのかなどについての学習に役立てていただきたいと思います。

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